ゼロからわかる現代JavaScript

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ゼロからわかる現代JavaScript

１１．数学オブジェクト「Math」

さて、オブジェクト指向においてメソッドはどこにあるでしょう？

それはオブジェクト（クラス）にあります。

メソッドはプログラミングの核です。
プログラミングはメソッドが無いと何もできません。

Mathオブジェクトはそんなオブジェクトの一つです。

よく使われるのが

random() ・・　乱数の発生

floor() ・・小数点以下の繰り下げ

round() ・・四捨五入

などです。

今回使用するソースコード

//いろいろな数学メソッド
document.write("リロードすると乱数は変化するよ ")

//0以上、1未満の乱数を生成します
var mt1 = Math.random();

document.write("・0以上、1未満の乱数 ")
document.write(mt1 + " ")

//floorは小数点以下を繰り下げます。
var mt1 = Math.floor(mt1 * 7);

document.write("・6までの乱数「サイコロ」 ")
document.write(mt1 + " ")

//roundは四捨五入します。
var mt1 = Math.round(2.7);

document.write("・四捨五入 2.7なら3 ")
document.write(mt1 + " ")

//円周率
var mt1 = Math.PI;

document.write("・円周率 ")
document.write(mt1 + " ")

//nの数のm乗
document.write("・3の二乗 ")
var mt1 = Math.pow(3, 2) ;
document.write(mt1 + " ")

また、sin やcos など三角関数に関連するメソッドもあります。

実行結果

これは簡単ですね。

コラム；

C言語を学んでいると、オブジェクト指向でまずつまずくのが、
メソッドがどこにあるのか？ということだと思います。

printf()すら見当たりません。

そうです。メソッドはオブジェクトにあったのです！

メソッドはリファレンスを見ながらコツコツ覚えていくものです。
オブジェクト指向は最初はなかなか分かりませんが、

どんなメソッドが用意されているのかわかると
徐々に納得できるようになってきます。