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ゼロからわかる現代JavaScript

5.オブジェクト

JavaScriptはオブジェクト指向言語です。

ついにオブジェクト指向らしい話になります
オブジェクト指向なにそれ?という感じだと思いますが、


オブジェクトとは抽象的な物体を意味します。
フォームなどきちんとしたブラウザ内のパーツもあります。
ただし、Date(日時)とかはどう考えても単なる概念です
物体いうには無理があります。


オブジェクトとは物体を含む概念だとおもった方がわかりやすいです。

documentはwindow内の「文書」という物体です。
そこに対して、メソッドという方式により命令を伝えるわけです。

それではオブジェクトを作ってみましょう。

・Date 日時のオブジェクト 時間を得よう。

まず日時のオブジェクト(Date)です。

dt = new Date();

new 演算子を使い、Date()メソッドを実行することで、オブジェクトdtを作ります。
(厳密にはコンストラタを呼び出しています。)

オブジェクトを生成するだけでDateは、
現在の日時を取得してくれます。

オブジェクトdtを

document.writeで表示すれば、現在の日時が表示されます。

また、オブジェクトの名前は何でもかまいません。

date = new Date();
time = new Date();

などでもOKです。

今までのdocumentと違い動的なオブジェクトは使用時に
一回一回、オブジェクトを生成する必要があります。

当然、メソッドを呼び出すことができます。

dt.getDate();

では、getData()メソッドを呼び出し、日付を得ることができます。
(getDate()メソッドは厳密にはプロパティです。)

今回使用するソースコード
//オブジェクトを生成します。
dt = new Date();
//日付を取得します。
var date = dt.getDate();

document.write(dt);
document.write("<br>");

document.write("今日は" + date + "日です");

document.write("<br>");

//変数に文字列を連結して入れる
var font = "今日は" + date + "日です";
//文字のサイズを変更
font = font.fontsize(4);
//文字の色を変更
document.write(font.fontcolor("blue"));

・書式設定

さて、文字を表示する場合に
いつも同じ表示では面白くありませんよね?

そこで、書式設定を使います。

ここで使うのはStringオブジェクトなのですが
Stringオブジェクトというものはすでに書いてある文字列を指します。

ややこしいですね。

"豆腐の角に頭ぶつけて死んじゃえば"

というものが実は、stringオブジェクトなのです!!

そのため

"豆腐".fontcolor("blue")

とメソッドを呼び出すことができるのです。

柔らか頭が大事ですね。こういうときこそ開発環境の力が生きていきます。

var font = "豆腐";

として変数に格納すると納得しやすいかと思います。

font".fontcolor("blue")

これは、すっきりしますね。

頭が固いと、ほんとうに豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまうかもしれません。

実行結果

コラム:
Dateって結局、何なのか?といえば
実際は、クラスです。
クラスとしてメソッドやプロパティをまとめたものですが、
JavaScriptでは、オブジェクトとして扱っています。

ActionScriptを使う時はクラスの概念が大事ですから
そちらで覚えた方が後々役にたつでしょう。

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