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【新しいシンセサイザーの基礎】


JUNO-106 Model EXP / Retologue /JD-Xi

ここにはサブトラクティブシンセサイザーの基礎を書いていきます。

サブトラクティブとは減算のことを言います。つまりあるものから引いていくという事です。

令和の時代に、64bitDAWへ相当のユーザーが移行して、より付属してるシンセが難しくなっていますが、現在RolandCloudから非常に分かりやすく、長く使えるJUNO-106がZENOLOGYのエクスパンションとして、そのユーザーインターフェースも新たにモダンになり登場しています。

現在のCubaseに付属しているRetologueもまだ分かりやすいほうに入るシンセです。また、人気のJD-Xiも超シンプルなハードシンセです。

(またSteinbeg NEONもどこかでいまでも無償で入手できます。教材として超シンプルで分かりやすいソフトシンセです。また32bitDAW向けの記事はこちら)


シンセサイザーの基本構造


シンセサイザーは基本的に3つのユニットから成り立っています
それがオシレーター、フィルター、アンプです。それぞれ音の三要素である、
音程、音色、音量をコントロールして一つの楽器を作り出すことができます。

■オシレーター(oscillator)

オシレーターとは発振機の事です。音、つまり波形を作り出すセクションです。
ピッチによって波形の周波数をコントロールすることができます。
それによって音程をつけて演奏できるわけです。
OSCとよく書かれています、昔の名残でDCOやVCOと書いてある時もあります。

また、たいていのシンセではSAW(ノコギリ波)、SQUARE(矩形波)、TRI(三角波)、Sin(サイン波)など
いろいろな波形を出力することが出来ます。


JUNO106のオシレーターセクション、基本のSQUARE、SAW、矩形波SUB、NOISEを選択できる。
(基本のSQUAREは、PULSEでもあります。)


Retologue


JD-Xi

・SAW(ノコギリ波)


波形がノコギリのようなのでこの名前になりました。
理論的にはすべての倍音を含む波形。主にストリングスやブラスの音を作るときに使います。

・SQUARE(矩形波)


波形が四角(矩形)のようなのでこの名前になりました。
偶数倍音のみを含む波形。主に木管系の楽器やベースの音を作るときに使います。
PULSEとも書かれます。 

また多くの場合、矩形の幅をシンセによっては変えることができ、
それによって音を変えることができます。

・TRI(三角波)


波形が三角のようなのでこの名前になりました。
SQUAREよりも倍音を含まない音なので、主にフルートの音を作るときに使います。

・Sin(サイン波)


倍音をまったく含まない音です。

■フィルター(filter)

フィルターとは音の倍音をコントロールすることができるセクションです。
やはりフィルターにも種類があります。昔の名残でVCFと書いてある時もあります。TVFというのあります。


JUNO-106


JD-Xi

フィルターセクション、LPF、HPF、BPF、Notch.Fと選択できる。
(PKGはEQとほぼ同じです)

・LPF(ローパスフィルター)


ローつまり低い倍音(低域)を通すフィルターです。
わかりやすくいうと高い倍音(高域)を削ることができるフィルターです。
基本的にはこれだけ覚えておけば大丈夫です。
(JUNO-106の基本VCFは、このローパスフィルターにあたります。)

これでSAWやSQUARE、TRIを削っていくと最後は何も倍音をもたないSinになります。

・HPF(ハイパスフィルター)


LPFと逆の働きをします。ハイつまり高い倍音(高域)を通すフィルターです。
わかりやすくいうと低い倍音(低域)を削ることができるフィルターです。


(JUNO-106では、段階的に0〜3の四段階でサウンドの低域を削る事ができます。手軽で便利ですね。)

・BPF(バンドパスフィルター)


真中の帯域を通すフィルターです。LPFとHPFを組み合わせたもので、低域と高域を削ることができます。


フィルターには、それぞれ倍音を削る強さがありそれは、12dB/oct、24、dB/octなどと表されます。
この場合、数値が大きくなるほど効きのよいフィルターという事になります。

フィルターの強さがpoleという単位で表される時もあります。2poleが12dB/oct、4poleが24dB/octにあたります。

・カットオフ周波数

どの周波数からフィルターが効きはじめるかを決めます。LPFなら指定した周波数までをばっさりと切り落とすわけです。

・レゾナンス


カットオフ周波数の付近に倍音を付け加えます。
レゾナンスを上げれば上げるほど癖のある音(TB-303のミョンミョンしたベースがそう)になります。

・アマウント

EGの効き具合を設定します。ここが実は肝心です。
また、このセクションはEG(Envelope Generator)を使って音色を時間的に変化させる事ができます。


JUNO-106では「ENV(Envelope)」という名称になっています。プラス方向に使うのが基本です。


Retologueでは、はっきりEnvelopeという名称でシンプルにもちいれます。


JD-Xiは超シンプルに。(カットオフとレゾナンスのみ)

■アンプ(amplifier)


アンプとはオシレーターの音量をコントロールすることができるセクションです。
このセクションもEG(Envelope Generator)を使って音量を時間的に変化させる事ができます。

■エンベロープ(Envelope )


EG(Envelope Generator)とは時間的変化を作り出せすことができるセクションです。
俗にADSRエンベロープと呼ばれるものです。

Aは音の立ち上がりの時間(attack)
Dは音の減衰時間(decay)
Sは持続するレベル(sustin)
Rは余韻の時間(release)

このEGで音色と音量をコントロールすれば本物の楽器の特徴を再現することができるようになるわけです。


JUNO-106のアンプのエンベロープ


Retologueではフェーダーをもちいて、同じようにシンプルに。


JD-Xiでは超シンプルに。回すだけです。

フィルターも同じように効き具合をコントロールすれば、楽器の特徴を再現することができます。


JUNO-106のフィルターのエンベロープ。アンプのEGと同じものを共有し使う事ができます。

■LFO

LFOとはlow frequency oscillatorの略です。楽器のビブラートを再現するためのセクションです。
すごく遅いオシレーター(つまり低周波)でオシレーターを変調することにより、ビブラートを再現することができます。


JUNO-106においては、シンプルにLFOでビブラートをかける事ができます。

その他のより高度なシンセサイザーにおいては、これもオシレーターですのでSAW、SQUARE、TRI、SINと波形を選ぶことができます。


A1のLFO波形を選択しスピードを調整します。

■2オシレーター


オシレーターを2つ用いそれをミキサーで混ぜた、よくあるタイプのシンセ。


さて今度はオシレーターが二つあるシンセについてです。
オシレーターが二つあるということは、
一つのオシレーターでSAW、もう一方でSQUAREなどという風に音を混ぜることができます。Retologueでは上のようになります。


JUNO-106はメインのオシレーターの他に、SQUAREのみのサブオシレーターを持ち、ノイズを加える事も出来る。


JUNO-106では、SQAURE+SAWと二つのボタンを「両方同時押し」する事で、両方のサウンドを混ぜる事ができます。


JD-XiはSN-Sシンセをメインのオシレーターに、アナログシンセをサブオシレーターのように持つ。SN-Sシンセは2機ありレイヤーもできる。

これで大体の機能を説明したと思います。
しかし、まだなかなか大事なキースケールレートやいろんな変調、逆相エンベロープなどは説明してませんが、

続きは有料ブロマガで説明していきます。ぜひ読んでみてくださいね。世界一分かりやすいシンセ講座です。




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